皆さん、こんにちは。ぞろろです。
前回、「中古戸建てリノベーションこそが、我が家の最適解なのでは!?」という歴史的大発見をした圧倒的賃貸派のパパです。
意気揚々とそのアイデアを妻にプレゼンしたわけですが、帰ってきた反応は想像以上に冷ややかなものでした。
妻「え? 中古? ……なんか、お金なくて妥協したみたいで嫌じゃない? 」
ぐはっ……! 痛いところを突かれました。 実は私も、口には出さないものの、心の奥底で全く同じことを思っていたのです。
「中古住宅を買う=新築を買うお金がない人が仕方なく選ぶもの」という、得体の知れない強烈な固定観念。
「〇〇ハウスで新築マイホーム建てました☆」とSNSでドヤ顔の更新をする友人たちを前に、「俺たち、中古戸建て探してるんだよね〜」と胸を張って言えるか? と聞かれたら、ぶっちゃけめちゃくちゃ言いづらい。
圧倒的に気が引ける。
「……やっぱり新築じゃないと、周りに『あいつらカツカツなんだな』って思われるよなぁ……」
せっかく見つけた「中古リノベ」という希望の光から、そっと目を逸らそうとしていました。
でも、諦めきれない私は、未練がましくネットで中古住宅について検索し続けていたんです。
すると、ある衝撃的な事実にぶち当たりました。
皆さん、知ってましたか?
「新築じゃないとダメ!」「家はピカピカの新品に限る!」
なんて異常なほど新築をありがたがっているのは、どうやら世界中で日本人くらいらしいということを。
気になって、日本と世界の「住宅市場に占める中古住宅の割合」を調べてみたんです。
そしたらもう、目ん玉が飛び出るかと思いました。
国土交通省のデータなどを見ると、日本で取引される住宅のうち、中古住宅が占める割合はたったの10数パーセント(2割未満)。
圧倒的、圧倒的な新築至上主義です。
じゃあ、欧米の先進国はどうなのか?
なんと、アメリカでは住宅流通の約8割が中古!
イギリスやフランスに至っては、なんと約9割近くが中古住宅なんですよ!!
つまり、彼らにとって「家を買う」=「中古を買う」のが当たり前。
「新築を買う」なんて、超ごく一部のお金持ちの変態的な道楽(言い過ぎ)に過ぎないんです!
言われてみれば、ヨーロッパの街並みって、石造りで何百年も前からあるようなアンティークで美しい家が立ち並んでいますよね。
あれって、
「古いものほど価値がある」
「自分たちで手を入れて長く大切に住み継いでいく」
っていう文化が根付いているからなんです。
アメリカだって、DIYで家をどんどんアップグレードして、買った時より高く売るのが普通らしいじゃないですか。
……あれ?
ってことは、「新築、新築ゥ!」って群がって、30年経ったら家の価値がほぼゼロになるような使い捨ての家づくりをしている日本の方が、世界的に見たら完全にガラパゴスで遅れているのでは……?
この事実を知った瞬間、私の脳内で何かが弾けました。
おいおいおい、誰だよ『中古はお金がない人の妥協』なんて言ったやつは!
違うだろ! 俺たちがやろうとしていることは、妥協なんかじゃない。
『欧米のサステナブルでグローバルなスタンダードを取り入れた、最先端で知的なライフスタイル』じゃないか!!
この見事なまでのポジティブ変換。
我ながら見事な手のひら返しです。
私はすぐさま妻の元へ走り、世界の住宅事情について熱弁を振るいました。
私「……というわけで、おれたちが中古を探すのは妥協じゃない。ヴィンテージを愛するヨーロピアンスタイルなんだよ! しかも水回りはリノベで全部新品の最新設備にするから、誰が使ったかなんて関係ない!」
妻「え、あ、うん……(何その海外志向のドヤ顔、ウケるんですけど)。でもまあ、水回りが全部新品になって、壁紙も床も自分好みにオシャレにできるなら……うん、中古でもいいかもね」
よし!! 妻の陥落、完了です!!!
「海外志向」「欧米のスタンダード」という魔法の言葉を手に入れた我が家は、もう無敵です。
友人たちに「新築じゃないの?」と聞かれたら、「うん! ヨーロッパみたいに、古い枠組みを活かして自分たちのスタイルを創り上げたくてさ!」と、コーヒー片手にドヤ顔で言い返してやる準備は整いました。
もう見栄を張って引け目を感じる必要はありません。
今日から堂々と、そしてワクワクしながら、「理想の原石」となる中古物件探しをスタートさせたいと思います!
<続く>

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